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会長挨拶
 日頃より本研究連盟の事業推進に対しまして、ご理解とご協力、そして多大なるご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
また、今年もまた各県の会長様とお会いすることでき、大変うれしく思うとともに、議案についても承認いただきましたことを感謝申し上げます。

 さて、この1年を振り返りますと、会員校のみなさまにおかれましては、まだまだ続くコロナ禍、ウイズコロナ、マスク着用の在り方などなど、現在進行形で、ある意味これまで以上に奔走した年であったと思います。
 そのような中、「ICT技術を駆使しても、やっぱり直接集わなければ伝えきれないものがある」との多くの声のもと、宮崎大会を念頭に置きながらも工夫しながら「参集型」と「リモート型」の中間となる形で「第71全国へき地教育研究大会山形大会」や「研究推進協議会」などを開催、同時に「ハイブリッド型研究大会」という(本研究連盟が発祥の言葉)新語も世に広げることが出来、一定の成果を持って今年度につなげることが出来たのではないかと考えています。

   しかし、一方ある調査では一人一台の端末をはじめとした、ICT機器の加速度的な整備が整いつつある中、その活用には地域間格差や同じ地域でも学校間格差があるという実情も判明、新たな試みとして、文部科学省や北海道教育大学(連携協定を結んでいる大学)の全面的な協力により、全へき連主催による「ICT研修会」も開催しております。

 全へき連では、たくさんの課題に対応する特効薬はなかなか見出せないでおりますが、私は一つの可能性として、「全国は一つ」の合言葉のもとに培ってきた「共同研究」のスタイルやその成果として出来た「ネットワーク」を活用するとにヒントがあると思います。

 具体的には、これまで取り組んできた方法の一つである「かなり高度な実践の発表や交流ではなく、研究会に参加した先生が明日学校に帰ってすぐに使える内容の研究発表」更には、「ICTを活用した新たな取り組みの発表であれば、その機器の紹介や活用方法まで共有でする研究発表」など、共同研究だから出来る発信・共有出来る方法がまだまだあるのではないかと考えています。

 全へき連としても新たな一歩を踏み出す中で、これからも多くの課題はありますが、共同研究の趣旨を更に浸透させることで、実践力の向上と会員一人一人にとって役に立つ研究連盟であることを目指していきたいと心を新たにしております。

令和5年 6月

全国へき地教育研究連盟
会長  柿崎 秀顕